最終更新日 2021年6月8日 by Aurora
新学期がスタートして4か月、そろそろ勉強が難しくなったころ、ここで復習のチャンスとしてやってくるのが夏休みです。
この機会を有効に生かせるかどうかは、勉強をする立場の本人次第ですが、なかなか計画的には進みません。
そこで夏休み期間中だけ、ワンポイントで家庭教師を依頼するというのもひとつの選択肢です。
この記事では、夏休みに家庭教師のサポートを受けるうえで、どのようなポイントに注意すればよいのかを解説します。
夏休みこそ必要な学習のパートナー
およそ40日間続く夏休みは、子どもたちにとってチャンスでもあり、その反対にピンチでもあります。
学校から宿題は出されるものの、それ以外は自発的に学習を進める必要があるからです。
意外に学習ペースを崩しやすい夏休み
1か月以上も自由に過ごせる時間があった場合、その1日目から計画を立てて学習を進められる生徒は、ほとんどいません。
勉強は先送りにして、休みを満喫することからスタートするでしょう。
その先は生徒の意識にもよりますが、それなりに計画通りの学習を進められる生徒もいれば、宿題を終わらせることで手いっぱいになる生徒もいます。
学校という学習管理者がいなくなると、自分で学習ペースを保つことは、生徒にとってかなり難しいことなのです。
復習・苦手克服のベストタイミング
夏休みというタイミングは、新学期から吸収してきた新しい知識を、いったん整理し直して頭の中に定着させるには最適な時期です。
ここまでの4か月で習った内容の中で、理解できなかった部分は時間をかけて分析し、定着が必要な部分は繰り返し練習することができるからです。
学校の授業が進んでいると、まだ理解不足の状態でも次の単元に入ってしまいますが、夏休み中は学校がストップしているので、その心配がいりません。
ここで復習に力を入れて、それまで苦手だった単元を克服できれば、夏休み明けのスタート位置が大きく変わるのです。
決め手は家庭教師と学習計画
生徒自身で学習計画を立てられないとすれば、そこはプロに任せるしかないでしょう。
夏休み期間に家庭教師のサポートを受けると、生徒にも家庭にもできない学習管理を、家庭教師が責任を持って対応してくれます。
まずは学習計画の作成から始まり、決められた指導日ごとに実施状況を確認、改善するべきところは家庭教師から指示を出してくれます。
しかも理解不足の単元は、改めて復習し直すことも可能です。
40日間の学習管理を任せられることで、夏休みを無駄にするリスクを大幅に減らすことができるでしょう。
短期で効果を上げる家庭教師の活用法
40日間とはいえ、毎日指導するわけでもないため、夏休み中の家庭教師は短期決戦で成果を上げなければなりません。
そのためには学校・学年を考慮して、効率的な学習管理を実践する必要があります。
小学生におすすめの学習法
小学校の低学年から5年生までは、夏休み期間を通じて家庭教師には復習管理をしてもらうとよいでしょう。
ポイントになるのは、無理に長時間勉強することよりも、短時間でも集中して勉強する習慣化を図ることです。
わからないことを丁寧に解説してもらい、毎日しっかりと復習を続けることで、基礎学力のアップが可能になるでしょう。
6年生または中学受験を目指している生徒は、復習にプラスして発展的な学習内容にも挑戦するチャンスです。
特に中学受験生にとって夏休みは、基本のまとめ以外に応用的な問題演習にも取り組む重要なタイミングです。
しかも1対1の家庭教師なら、学習塾よりも効率的に学習が進められます。
中学生におすすめの学習法
中学生も全般的に、家庭教師には今までの復習管理をしてもらうとよいでしょう。
さらに2~3年生は、前学年の内容まで復習しておく必要があります。
中学校になると知識の積み重ねが重要になるので、夏休み期間中は復習1本に絞ってもよいかもしれません。
ただし高校受験生は基本の復習に加えて、受験に向けた発展的問題演習も進めなければなりません。
わからない部分は家庭教師に徹底的に解説してもらい、受験に対するスキルアップを目指すチャンスです。
高校生におすすめの学習方法
かなり高度な学習内容になる高校生では、理解不足や苦手単元を徹底的に洗い出して、可能な限り効率的に夏休みを使って復習を進める必要があります。
すでに入試の準備に入っている大学受験生にとっては、今後の学習計画を立て直すタイミングでもあります。
受験生以外は復習に加えて、独自の補強学習まで家庭教師にサポートしてもらうとよいでしょう。
弱点の補強だけでなく、得意分野を伸ばすことも重要だからです。
受験生の場合は夏休みをきっかけに、入試まで家庭教師の継続を検討する機会になるかもしれません。
まとめ
夏休みは長いようでも、毎日無計画に過ごしていると、あっという間に新学期が始まってしまいます。
この40日間を無駄にしてしまうことは、なんとしても避けなければなりません。
そのために必要なことは、生徒にはできない学習管理をプロに任せることです。
家庭教師のメリットは、学習計画を立てることから実際に勉強の指導をするまで、マンツーマンで対応できることです。
最大の課題である学習管理を万全にすれば、生徒にとっては有意義な夏休みになることでしょう。
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