最終更新日 2022年6月29日 by Aurora
生徒と講師がマンツーマンで、共に目標を目指せることが家庭教師の大きなメリットです。
しかし場合によっては、生徒と講師との間で溝が深まってしまうこともあります。
そんなときには悩んだりせず、速やかに適切な対策をとるようにしましょう。
この記事では、もしも生徒と家庭教師との関係がうまく行かない場合、どのような対処法をとればよいのかを解説します。
現在の指導状況で少しでも気になることがあったら、ぜひ参考にしてみてください。
もしも家庭教師の交代を考えたときには?
家庭教師は生徒の自宅で指導を行います。
そのため生徒もしくは保護者が違和感を抱いてしまうと、指導がスムーズに進められずに、生徒の学力アップも見込めなくなります。
こんなときには、適切な対策をとる必要があります。
家庭教師が合わない理由を考える
家庭教師に違和感を抱いてしまう理由の1つが、生徒と家庭教師との相性が合わないことです。
それぞれが1つの人格を持っているため、人と人とがコミュニケーションをとる上で、この問題を完全に解消することは難しいと言えるでしょう。
相性が合わない理由としては、主に2つのケースが考えられます。
1つは誰にでもあることで、言葉では説明できない感覚的な要因から、生徒が家庭教師に違和感を抱いてしまう場合です。
これを解消することは不可能ではないですが、かなり難しいでしょう。
もう1つは家庭教師の人格的な問題で、生徒や保護者が違和感を覚えてしまう場合です。
大人としてのマナーや言動が身についていなかったり、清潔さを感じられなかったりするなど、原因はさまざまに考えられますが、それを家庭教師が改善できるかどうかによって対処法が変わります。
改善の可能性を考える
家庭教師の人格に問題がある場合は、家庭教師の派遣サービスに相談することをおすすめします。
このときには現在の状況と家庭教師に対する不満について、もれなく正確に伝えたほうがよいでしょう。
それで家庭側が満足できるレベルにまで改善できない場合は、家庭教師の交代を考えるべきでしょう。
生徒と家庭教師との相性の場合は、それが徐々に改善できるレベルなのか、ほぼ改善の見込みがないのかを見極めた上で、やはり家庭教師の派遣サービスに相談することになるでしょう。
相性が合わないからすぐに交代を考えるのは、それぞれにとってメリットがないので、まずは改善の可能性を探ってみましょう。
家庭教師を交代するときの注意点
家庭教師の交代がやむを得ない場合は、余裕を持って早めに家庭教師の派遣サービスに相談します。
現在はほとんどのサービスが、無料で何度でも交代に応じてくれます。
ただし、交代を繰り返すことは生徒の学習ペースを停滞させるので、交代が必要ないような家庭教師選びをするべきでしょう。
交代に関して望ましい対応をしてくれない場合には、別な派遣サービスを検討することも考慮してください。
そのときには同じ問題が起きないように、生徒と家庭教師との相性を見極めた上で契約を進めることをおすすめします。
家庭教師選びで失敗しないポイント
人と人との間で相性の問題が出てくることは避けられません。
しかし事前に相性を確かめることができれば、生徒と家庭教師とが合わないというリスクを回避できるかもしれません。
ここから、その具体的な方法を考えてみましょう。
生徒と家庭教師の相性を確かめる
ほとんどの家庭教師派遣サービスでは、無料で体験授業を用意しています。
まずは2~3の派遣サービスに相談してみて、カウンセリングを受けた上で相性チェックをしてもらい、実際に体験授業を受けてみることが大切です。
このときに相性が合わないようなら、その先に進むことはおすすめしません。
また、適任者が見つかった場合には、その体験授業の家庭教師が、実際の指導も担当するのかどうかを確認することも重要です。
最初から、交代しないで済むような家庭教師を見つけることが、失敗しない最大のポイントだと言えるでしょう。
最初の学習計画が重要
生徒と家庭教師とがスムーズなコミュニケーションをとるためには、共通の目標に向かって一緒に進むことが大切です。
担当する家庭教師が決まったら、生徒と保護者も含めて学習計画を立てるとよいでしょう。
ここで共通の目標を設定して共有するわけです。
同じ目標を目指すことによって、生徒と家庭教師との間に信頼関係が生まれれば、生徒の学力アップにも大きく貢献するでしょう。
もちろん、相性が合わないなどと悩むことなど、考える必要もなくなるはずです。
まとめ
通常家庭教師の派遣サービスでは、研修制度を設けたりして、家庭教師のスキルアップにも取り組んでいます。
しかし人と人との間には、感覚としてしか説明できない相性というものがあります。
生徒と家庭教師との間でも、この相性が合わないことがあっても不思議ではありません。
もしも家庭教師が合わないと感じたら、時間をおかずに派遣サービスに相談しましょう。
そこで解決に向けた改善策を考えた上で、家庭教師の交代が必要な場合は、遠慮せず申し出ることが重要です。
何よりも大切なのは、生徒の望む環境で学力を伸ばすことなのですから。