最終更新日 2022年6月29日 by Aurora
お子さんの幼児教育や小学校受験のために家庭教師の利用を考えている保護者の方も多いのではないでしょうか?幼児期は心と体の発達や成長に大切な時期。教育方法は慎重に選びたいですよね。
幼児教育に家庭教師を利用するメリットやデメリット、幼児向けのカリキュラムや小学校受験に必要なことを解説します。
そもそも幼児教育とは?
幼児教育とは、赤ちゃん期を過ぎた1歳から6歳までに行う教育のことです。幼児期は、心や体の発達に大変重要な時期です。毎日の生活のなかで、子どもは身体を動かし、遊び、さまざまな発見をしながら成長していきます。
家庭での生活のほかにも、幼稚園や保育園などの集団生活で受ける幼児教育も大切です。しかし小学校受験を考える場合、子どもに合ったていねいでこまやかな指導が欠かせません。その点家庭教師を利用することで、お子さんの能力や可能性がさらに広がることが期待できます。
幼児教育に家庭教師を利用するメリット
幼児教育に家庭教師を利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
1対1のこまやかな指導
お子さんと家庭教師の1対1で指導を受けられるので、こまやかに対応してもらえることが大きなメリットです。幼児教室など、集団のなかでは見落とされがちな小さな変化や成長にしっかりと対応してもらえます。
他の子どもたちがいないことで、落ち着いて行動できるようになるお子さんも多いでしょう。
幼児教室に行く負担が減る
家庭教師が家に来てくれるので、教室に通う負担を減らすことができます。まだ小さなお子さんでは、おむつや着替えなど荷物も多く、でかける用意をするだけでも大変です。下にもっと小さなお子さんがいる場合は、荷物も倍になってしまいます。
家に帰ってから、片付けや食事の支度など家事をするとクタクタに。そう考えると家庭教師が家に来てくれることは、保護者にとっても大きなメリットといえるでしょう。
相談がしやすい
保護者ともマンツーマンで話ができるので、ちょっとしたことでも相談しやすいというメリットがあります。
幼児教室では、他の保護者の方がいたり、先生が忙しそうだったりといいそびれてしまうこともありますが、自宅ならその心配はありません。小さな不安や心配がすぐ解消されるので、保護者の方も安心して過ごすことができます。
幼児教育に家庭教師を利用するデメリット
家庭教師の利用はいいことばかりのように見えますが、デメリットもあります。デメリットの内容を理解して、対策をとっておくと安心です。
他の子どもとのかかわりが減る
他の子どもとかかわることがないため、刺激を受けられないというデメリットがあります。子どもは他の子どもから刺激を受けることが多いものです。
あまりに他の子とかかわらないと、お子さんが子ども同士のやりとりが苦手になってしまう恐れがあります。
実際小学校受験では、他の子どもとのかかわり方ややりとりを見ることもあります。集団生活ができる教室に行くなど対策を同時にとっておくことが大切です。
費用が高めになる
幼児教室に比べ、マンツーマンの家庭教師はどうしても費用が高くなります。他に習い事をしたり、幼稚園や幼児教室に通ったりするとさらに負担が大きくなってしまいます。
気を遣ってしまう
他人が定期的に家に来ることは、どうしても気を遣うもの。小さな子どもの面倒を見ながら家中を片付け、きれいにすることが保護者の負担になることもあります。幼児教育は家庭での生活も重要などと言われることで、プレッシャーを感じてしまう保護者もいるかもしれません。
いらないと言われても、家庭教師におかしやお茶を用意することもあり、そうしたことが負担になりがちです。最初からおもてなしはしない、とはっきり決めておくことも大切です。
家庭教師幼児向けのコース内容
小学校受験ではそれぞれの学校の出題傾向に合わせた対策が必要です。家庭教師が保護者と子どもにあらかじめ面接をして、保護者の希望と子どもに合ったカリキュラムを組んでくれます。
代表的なコースをご紹介します。
・ペーパー対策として、推理する力、数を数える、記憶する、計算力をアップするコース。
・巧緻(こうち)性対策として、鉛筆や色鉛筆、クーピー、クレヨンの基本的な持ち方、使い方や絵の描き方を学ぶコース。
・絵画制作が特に重視される学校対策では、別途美術講師が派遣されることもあります。
・体操コース。単に体を動かすだけではなく、きちんと指示通りに動けるようにするなど、小学校受験の体操テストに備えます。
・あいさつの練習、会話力アップのコース。小学校受験では、きちんとあいさつができることが基本です。
・語彙力をアップするコース。ことわざや漢字、四字熟語などを遊びながら覚えていきます。
・歌やリズム遊びのコース。
他にも、保護者向けの面接対策や、願書の書き方コースもあります。
小学校受験に大切なこととは
小学校受験では、子どもの考える力、表現する力、協調性、観察する力、運動能力、工夫する力や意欲、芸術性や想像力なども求められます。家庭だけで対策することは難しく、プロの力を借りることが必要です。
その点、家庭教師なら1対1でこまやかに指導してくれるので、小学校受験をするご家庭にはメリットが多いでしょう。
普段の家庭での生活をきちんとすることも、小学校受験対策には欠かせません。早寝早起きをする、親子とも近所の人にきちんとあいさつする、交通ルールをしっかり守る、季節の行事を大切にするなどを心がけて暮らしていくことが大切です。
普段の生活を大切にすることで、家庭教師を利用するメリットもより大きくなるといえるでしょう。