最終更新日 2022年6月29日 by Aurora
中学受験には、高校~大学受験とは別の難しさがあります。
また最近では、中高一貫校を受験するケースも増えています。
このような受験に成功するための選択肢の1つに、家庭教師による受験対策があります。
中学受験では、通常よりも早い段階で総合的な学力を身につける必要があります。
この記事では中学受験の具体的な内容と、家庭教師による受験対策について解説します。
中学受験の現状分析
はじめに中学受験がどのように行われるのか、その基準を確かめておきましょう。
入試にはそれぞれの学校ごとに特徴があるので、まずは志望校を決める前に、子どもに合った中学校を比較検討することが重要です。
中学受験の入試要項
中学受験は毎年12月の下旬から1月の上旬にかけて、各中学校が実施することが多いようです。
受験パターンもさまざまで、受験日を複数設けている学校もあります。
受験の倍率も学校によりさまざまで、東京都内を例にとると、人気校では10倍を超えるところもあり、逆に1倍以下の学校もあります。
大まかな目安としては、2倍から5倍程度が一般的と言えるでしょう。
受験科目に関しては、国語・算数の2科目、国語・算数・理科の3科目、そして社会を含めた4科目というパターンがあり、地域によっても科目数が異なります。
最近では4科目型にシフトする中学校も増えているようです。
中学受験のポイント
中学受験で問われる能力は、小学校で学ぶ全般的な基礎知識がベースであり、そこに各中学校のレベルに合わせた内容が盛り込まれます。
その点では高校受験や大学受験と変わりません。
私立の難関校では、通常小学校で学ぶ学習内容では対応できない問題も出題されます。
ただし、難関校も含めてどの学校も難問ばかりを出題するわけではなく、合格に必要なのは小学校で学ぶべき基礎的内容を、まんべんなく正確に知識として身につけることです。
それに加えて、志望校の出題傾向に合わせた対策も必要になるでしょう。
中学受験と家庭教師
小学生の多くは、まだ日常的な学習の習慣化ができていません。
そのため中学受験は準備段階として、学習する習慣を身につけることから始めます。
では、いつからどのように始めればよいのでしょうか?
中学受験はスタート時期が重要
中学受験は1年前からのスタートでは遅すぎると言われ、小学4年生になった時点で始めるケースが一般的です。
ただし最近では受験生が増える傾向にあるため、3年生から始めるケースも増加しているようです。
受験勉強のスタートは、毎日の学習を習慣化することから始め、1年間程度は基礎的学習のマスターを目標に進めます。
しかし実際には、学習習慣のない子どもにとって、継続的に学習を進めることは非常に困難です。
学習塾のように決まった流れで指導する現場では、常に宿題のやり方が問題になるのはこのためです。
こうした子どもたちを学習に慣れさせるためには、やはりマンツーマンで向き合う家庭教師による指導が適しているでしょう。
目の前で子どもの反応を見ながら、忍耐強く学習方法を指導できるのは、家庭教師の持つ強みの1つだと言えます。
中学受験には柔軟なカリキュラムが必要
家庭教師のシステムが優れているのは、指導する子どもに合わせて柔軟にカリキュラムを立てられる点です。
学習塾のように一定のパターンに合わせる必要がなく、実際に家庭教師は担当するそれぞれの子どもに対して、独自のカリキュラムで授業に臨みます。
指導する中で変更する必要が生じた部分についても、家庭教師なら迅速にカリキュラムに反映することができます。
特に自律的な学習が難しい小学生にとっては、信頼関係を築きながら一緒に勉強してくれる家庭教師という存在は、頼りになると同時にモチベーションのアップにもつながるでしょう。
基礎固めと志望校対策が同時にできる
家庭教師のシステムでは、本部によるバックアップ体制が確立しているため、受験する中学校の入試データに基づいた受験対策も可能です。
こうしたノウハウをもとに、基礎的な学習を繰り返しながら、同時に志望校に合わせた独自の学習指導もできるのです。
難関の中学受験では、一般の小学校では学ぶことのない問題も出題されることがあります。
その傾向と対策を知らないままに勉強しても、実際の受験では歯が立たないかもしれません。
だからこそ受験指導のプロである家庭教師と、きめ細やかなカリキュラムとが必要になるのです。
まとめ
国による学習指導要領の改変にともなって、今後は個性的な学習指導を受けられる中学校のニーズが高まることが予想されます。
小学校受験と同様に中学受験も希望者が増加するでしょう。
さらに中高一貫校を含め、大学進学までの道のりにも変化が生まれるかもしれません。
こうした流れの中で中学受験を目指すためには、早めに対策をスタートすることが重要です。
とはいえ小学生にとって、毎日休みなく勉強を継続することは至難の業です。
そんなときに二人三脚で合格を目指してくれる家庭教師の存在は、何よりも大きな支えになるのではないでしょうか。