最終更新日 2022年6月29日 by Aurora

小学校の6年間は、その後の学力の基礎を築くための重要な期間です。

毎日学校から帰ったら、勉強はそっちのけで何時間もゲームに集中、それではせっかくのチャンスを自分から放り出すようなもの。

家庭学習の重要性を、もう1度見直す必要があるでしょう。

 

家庭学習は、学校での勉強とは別な役割を持っています。

正しいやり方で毎日きちんとできるかどうかが、大学進学までの可能性を広げると言っても良いでしょう。

この記事では主に小学生に向けて、上手な家庭学習のやり方を解説します。

 

 

家庭学習の環境とやり方をチェック

 

家庭学習がうまくできない人は、何が問題になっているのか、現状をチェックしてみましょう。

その問題を解決することが、正しい家庭学習への第一歩になります。

 

勉強する環境の大切さ

 

勉強の準備段階で重要なのは、集中できる環境を整えることです。

ゲーム、テレビ、マンガなど、集中力の敵になるものが周囲にないか確認してください。

少なくともその3つからは離れた部屋で勉強するようにしましょう。

 

場合によっては完全に静かな状態よりも、少し生活音があったほうが集中できるタイプの人もいるでしょう。

そんな時は子どもの意見を聞いて、より集中しやすい環境を選んでください。

 

家庭学習の問題点を洗い出す

 

適切な環境が整ったら、これまで続けてきた家庭学習のやり方を振り返ってみましょう。

効率的な勉強ができなかったことには、何らかの原因があるはずです。

以下に主な原因になるものを挙げてみるので、当てはまる項目がないかどうか確認してください。

 

・やる気が起こらない

・勉強の進め方が分からない

・集中力が続かない

・ほかの習い事で時間が足りなくなる

・眠くて何もできない

 

これら以外にも原因があるかもしれませんが、まずは自分に当てはまる問題点を解決することを目標にしましょう。

その上で効率的な家庭学習のやり方をマスターすれば良いのです。

 

 

効率的に家庭学習を進めるポイントは?

 

次に、今までよりもっと上手に家庭学習を進める方法を考えてみましょう。

どれも難しいことではないので、少しずつでも今日から試してみてください。

 

集中する時間にはこだわらない

 

勉強に集中力が欠かせないことはもちろんですが、楽しくないことに長時間集中するのは無理です。実は、家庭学習に集中する時間は短くても良いのです。

長い時間無理して机の前にいるよりも、短時間集中したら少し休憩をはさんだほうが、全体的な学習効率は上がります。

 

なかなか集中できないという場合には、勉強する時間を短時間に分割してみましょう。

例えば、最初は15分勉強したら10分休憩を入れても構いません。

慣れてきたら、勉強を継続する時間を少しずつ延ばせば良いのです。

集中を続ける時間には、こだわらないことがポイントです。

 

基本を中心に、できることを増やす

 

小学生の学習方法としては、難しい問題に挑戦して間違えるよりも、基本的な問題で正解する達成感を得ることのほうが重要です。

特に勉強の進め方が分からない人は、学校で習ったことの復習を、基本問題に絞って実践してみましょう。

 

基本を理解して定着させることは、勉強の中でできる範囲を増やすことにつながります。

できるようになると、勉強に対する自信とやる気もアップします。

応用問題にまでチャレンジするのは、その後でも十分間に合うでしょう。

 

何よりも大切なのは家庭学習の習慣化

 

家庭学習は孤独で地道な作業です。日によってはまったく手につかないこともあるでしょうが、短時間でも良いので毎日続けることを目標にしてください。

同じ量の家庭学習でも、まとめて1日で終わらせるよりも、毎日少しずつ進めたほうがずっと効果的です。

 

どうしても習慣化が難しい時には、まずは毎日決まった時間に机の前に座ることから始めてください。

気が乗らない場合は、そこで読書をしていても構いません。

それを繰り返すことで、同じ時間に机の前にいることが自然になります。

こうすれば習慣化は難しいことではありません。

 

家庭教師によるプロの指導も考える

 

家庭学習についての問題が見つかったものの、それを解決することが自力では難しそうな時には、ここまでで解説してきた家庭学習のやり方を、家庭教師に管理してもらうという方法もおすすめです。

特に学習の習慣化がまったくできていないなど、自己管理が苦手な子どもの場合、適切なカリキュラムに従って家庭教師のサポートを受けたほうが良いでしょう。

 

学習塾とは異なり、家庭教師はマンツーマンの指導なので、生徒に合わせた自由なカリキュラムを提案できます。

もちろん、学習進度に合わせたレベルアップも可能なので、まずは気軽に相談してみましょう。

 

 

まとめ

 

家庭学習が上手にできないことには、必ず何らかの問題があります。

小学生ではその問題を自分で解決できないので、保護者が一緒になって確かめてみてください。

問題解決ができるようなら、今度は効率的な学習方法にチャレンジしてみましょう。

 

家庭学習を上手に進めるコツは、集中力を効果的に高めることと、学習を毎日の習慣にすることです。

どちらも少しずつ、できることから定着させれば、やがて生活リズムの一部になるはずです。

毎日ゆっくり着実に、それが家庭学習を成功に導くポイントといえるでしょう。

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