最終更新日 2022年11月17日 by Aurora
オンライン家庭教師にはさまざまなメリットがあります。
例えば地域を限定されず、全国から生徒に合った講師を選べること。
講師が自宅を訪問しないので、生徒以外の家族は普段どおりのままで、気をつかわなくて済むことなど。
しかし生徒にもいろいろな個性があるため、中にはオンライン家庭教師には向いていない子がいることも事実です。
もしもオンライン家庭教師を検討中だったら、これから解説する内容を参考に、向いているかどうか相性のチェックをしてみましょう。
そもそも家庭教師が向いている子とは?
学校以外で学力アップを図る場合には、個別指導学習塾、集団指導学習塾、映像授業、家庭教師、そしてオンライン家庭教師など多様な選択肢があります。
その中で、学習塾よりも家庭教師が向いている子は以下のようなタイプです。
・部活やほかの習い事があって忙しい
・自分で学習管理ができない
・勉強のやり方が分からない
・学習量が少ない
・周囲に人がいると集中できない
・じっくりと基礎学力を定着させたい
成績がよくないことはともかく、自分で学習管理ができず、その結果勉強時間が不足してしまう生徒は、学習塾では対応が難しいでしょう。
マンツーマンで学習管理まで任せられる点で、家庭教師のほうが結果は出やすいはずです。
では、オンライン家庭教師にポイントを絞ってみましょう。どんな生徒が、向いている子と言えるのでしょうか。
オンライン家庭教師との相性チェック
ここからは家庭教師を利用するという前提で、オンライン家庭教師が向いているかどうかを考えてみましょう。
生徒の個性から相性を判断
他人とうまくコミュニケーションがとれない生徒の場合、講師と直接対面する家庭教師よりも、オンライン家庭教師のほうが精神的負担は少なくて済みます。
確かに画面を通しては対面していますが、直接ではないので緊張感も少ないと思います。
人前で緊張してしまうタイプの生徒は、分からないことがあっても質問することができません。
その結果、分からないところが解決できず、理解不足の部分が増えてしまうのです。
オンライン家庭教師では緊張感を最小限にできるため、講師に慣れれば質問もできるようになるでしょう。
また、これは家庭教師全般で言えることですが、自分で学習管理ができなかったり、勉強の仕方が分からなかったりする生徒は、家庭教師の指導が向いている子と考えられます。
家庭教師は1対1で詳細なカリキュラムを組むことができ、しかも生徒の状況を見ながら柔軟にカリキュラムを変更できます。
この点はオンライン家庭教師も同様で、学習管理から学習指導まで任せられるので安心です。
ほかにも、不登校になっている生徒や、病気などで外出できない生徒なども、直接対面しないオンライン家庭教師が向いている子だと言えるでしょう。
オンラインで徐々にコミュニケーション能力を高められれば、学校に通えないという問題も改善できるかもしれません。
オンライン家庭教師の上手な活用法
オンライン家庭教師には、幅広いタイプの講師が登録しているという特徴があります。
そのため、生徒の目的や個性に合った講師を探すことができるのです。
例えば生徒の細かい希望を聞いた上で、何度か別々な講師で体験授業を実施してみれば、生徒と相性のよい講師を選べる確率が高まります。
一般的な家庭教師の場合、近隣からの派遣に限定されるため、必然的に選択肢は少なくなります。
一方で講師の選択肢が多いということは、生徒の目標達成に最適な講師を選べる確率も高くなります。
このように、講師の選択肢の幅が広いということが、オンライン家庭教師の最大の強みだと言えるでしょう。
オンライン家庭教師に向いていない子は?
中には性格的な面で、オンライン家庭教師に向いていないタイプの生徒もいます。
一例を挙げると、集中力が低かったり集中を継続できなかったりする生徒です。
オンラインでは、授業中でも緊張感をあまり感じないため、集中力を維持できなくなってしまうのです。
この場合は対面型の家庭教師を選ぶか、個別指導型の学習塾を選んだほうがよいでしょう。
また実際にオンラインで授業を受けてみると、機材の操作や授業の流れが把握できないケースもあります。
この場合最初のうちは使い慣れたスマートフォンで授業を受け、ゆっくりと流れに慣れたところで、より使い勝手のよいパソコンに切り換えるとよいでしょう。
まとめ
オンライン家庭教師の需要の1つに、不登校になったり閉じこもりがちになったりした生徒をサポートすることがあります。
オンラインでのコミュニケーションに慣れてから、徐々に対面でのコミュニケーションに移行するという、いわば1つのステップとしてオンライン家庭教師を利用するというケースです。
その点からすると、オンライン家庭教師が向いている子とは、ややコミュニケーション能力に難がある場合が多いと言えるかもしれません。
しかしより積極的に、講師の層の厚さを利用できる点もオンライン家庭教師のメリットです。
いずれにせよ、幅広いタイプの講師から、生徒に合った1人を選ぶことができるので、あまり向き不向きにこだわらず、一度体験してみることをおすすめします。